2011/3/14

今週の涙! Vol.292

 

3/11 とんでもないことが起きてしまった。

 

夢であってほしいと何度思ったことだろう。

 

東北の太平洋沖を震源にマグニチュード9.0のプレート型大地震、そして津波。

 

さらには翌日に新潟県中越と長野県北部で活断層による強烈な地震。

 

10万人もの人が亡くなるんじゃあないかとも思ってしまった。

 

TVでの映像を見続けていられない。

 

今までに関わった阪神淡路、中越、中越沖、能登半島沖、

 

そんな地震の被災地で、見た光景、感じた臭い、聞いた音、震える振動。

すべてが蘇えって頭と心の中をかき混ぜてる。

 

ちょうど群馬、栃木、新潟の三県が接する付近、群馬県北部の武尊山に友人と山スキーで登って下山した約10分後、車にザックやスキー板を置こうとしていたら、車がぐらぐらと跳ねるように揺れて自分の体にぶつかってきた。

 

近くに停車中のほかの車を見ると、まるでダンスでもしているかのように前後左右上下に揺れている。

 

友人が「2時50分」と腕時計を見て言った。

 

ラジオをつけた。

 

家族や友人に無事を伝えるメールをした。

 

運が良かった。

 

20〜30分地震が早く発生していれば、地震でおきるであろう雪崩に巻き込まれていたかもしれない。

 

3日前から続けて山に登っていたけれど、その間、山に居るはずの動物の気配や足跡がほとんどないのが不審で気になっていた。

 

長野県の白馬村では、同じように山スキーをしていた友人の知人が、地震雪崩に巻き込まれて亡くなった。

 

犠牲者の方々に冥福を。

被災者の方々に同情と支援を。