2008/3/20

今週の Vol.198

 

(その3)

 

行ってきましたー!

四国九州バイク旅行、3/7から3/14まで8日間。

バイクの総走行距離1500Km

 

さて5日目

 

鹿児島県西海岸の吹上浜ユースホステルを6時半に起きて、

昨日買っておいたりんごパンを食べて出発です。

南にどんどん走る前に、もう一度浜に行って海を見てました。

 

さあバイクにまたがり薩摩半島を南へ南へ。

うちの近所と同じような、そう大きくない川の横を走っていると、

川を横断する電線に

「ヤマセミ」がとまってる!

ヤッホー!こんなところで見れるなんて

ヤマセミはカワセミの仲間なんだけど、鳩ぐらいに大きくって

今まで、見たい見たいって思いながらもぜんぜん見ることができなかった。

実は昨日の夜に、ヤマセミの夢を見ていたんです。正夢になった。驚き!

 

頭のトサカが大きくってかっこいい

三羽もいて、電線に止まったり川や田んぼに急降下したり、

バイクを急停車させて、カメラを持って30分くらい追っかけてました。

 

 

ひとしきりヤマセミと追いかけっこした後、南の枕崎まで走ってきました。

九州にもありました、まっすぐな道

九州も広いねえ。

 

もう少し走って、やってきました開聞岳(922m)

薩摩半島の南端にそびえる円錐型のとてもきれいな山

ここはやっぱり登らなくっちゃ。

とんとことーんって感じでうれしさのあまり1時間20分ほどで登頂してしまいました。

てっぺんからは、屋久島や桜島の景色が見える・・・はず・・・

けっこうな春霞で遠くは見えませんでした。ざんねん

でも天気は最高!

 

登山口や道中で出会った人は、

信州の諏訪から来てたり、

群馬から来ていてテレマークスキーをやってる人だったり、

息子さんが兵庫の尼崎にいるよって言う人だったりで、

なんだかとってもローカルな話題で盛り上がりました。

 

頂上で薩摩揚げとみかんを昼食に食べて、思わず鼻歌で松山千春の「旅の空から」が出てました。

下山後は名物の砂むし温泉に行きましたー。

胸に分厚く砂を乗っけられて、重くってちょっと息苦しかったけど、気持ちよかったー。

この後、知覧(旧帝国陸軍の特攻隊の出発基地があったところ)

まで1時間半ほど走っていって、特攻記念館を見た後、鹿児島まで走ります。

鹿児島市に入るところで埋立地にこんなものが

見覚えのあるツェッペリン飛行船ではありませんか。

またまた寄り道して近くまで行ってみました。

 

ドイツから船で神戸にやってきて、そこで組み立て。

最近は東京でナイトクルーズをやっていると聞いていたのですが、

なぜだか鹿児島で会えるとは。

 

このあと鹿児島市内の友人Nさん宅に寄せてもらい泊めていただきました。

パラグライダーを一緒にやってたNさん夫妻とは10年ぶりの再会。

お互いを見て、「変わっとらんなあ」って同じようにそれぞれつぶやいておりました。

(あのとき赤ちゃんだったNさんの子供は小学校5年生になってるんだけど)

Nさん、鳥刺しや鳥炭焼きのご馳走、いっぱいありがとう。

 

 

さて6日目

 

鹿児島といえば桜島。

Nさん宅を朝8時ごろ出発。フェリーで対岸の桜島へ。

 

船を下りてタクシー乗り場前で身支度をしていると、

タクシーの運転手のおっちゃんたちが集まってきて、

「どっからきた?、桜島はどこそこがええぞ、道はこっちをああ行って・・・」

おっちゃんたち親切!

あちこち桜島をグルグルまわって一番気に入ったのが、東側から溶岩越しに見るこの風景。

溶岩がすごい。

それと南側から見る海越しの光景もきれい。海もきれいな色だし。

さて今日は大隈半島を南へ南へ。本州最南端の佐多岬へ行くよ。

走っていて面白いのを発見。

鹿児島では路側帯が二輪車レーンになってたりする。

はじめてみたー。よそにもあるのかなあ。

途中で道路標識に「鹿屋」って言う地名が・・・

そっちに行くつもりはなかったんやけど、なんか聞いたような地名やなあ

妙に気になって地図を見ると、海上自衛隊の鹿屋航空基地があるではありませんか。

 

飛行機やったらやっぱりちょっとはついでに見ておこう。と思って寄り道寄り道。

着いてびっくり、立派な航空博物館とでもいえるような史料館がありました。

本物の飛行機がいっぱい。しかも結構ラフな展示でさわることができます。

 

 

ここ鹿屋は旧帝国海軍の特攻隊の発信基地だったんですね。

昨日行った知覧と同様に、史料館には特攻隊員の遺書がたくさん展示されていました。

 

鹿屋航空基地史料館のページ

http://www.mod.go.jp/msdf/kanoya/

 

さあて、どんどん南へ走ってもうすぐ佐多岬。

なにやら南国を思わせる植物があります。

とうとう来ました最南端、あの灯台まで行ってみよう。

って思ったんですが、あれは島でした。歩いてはいけません。

まあ、ちょっと最南端で記念撮影。

コーヒー沸かして飲んで

居合わせた人たちと話したりして、1時間ほどまったりしていました。

 

岬から駐車場までの帰り道、リュックを背負った地元のおばあちゃん二人連れと遭遇。

 

リュックの中身の山菜を聞くと「ツワブキ」採ってたんだって。

 

佐多では「畑の作物をいのししに食べられる」とか、

兵庫では「いのししも居るけど、最近はアライグマが出てくる」とか、

佐多には「アライグマはおらんがサルがレジ袋に芋を詰めて畑から山へ持って帰る」とか、

歩きながら、困った自慢話大会になりました。

 

でもおばあちゃん、帰り際に、「うちで取れたんだ」っていってミカン(日向夏?ボンタン?)をくれました。うまかった!

 

今日は少しだけ北へ戻って、錦江湾サウスロードユースホステルに泊めてもらいました。

 

ここのペアレントのお母さん、とってもとっても朗らかな、笑顔の絶えない方でした。

 

それに前日の宿泊者の方からの差し入れだっていうことで、釣れた鯛の刺身も出してくれたり、

夕食後にゆっくり話し相手になってくれたりで、とっても楽しい一夜になりました。ありがとう。

 

錦江湾サウスロードユースホステルのページ

http://southroad.ld.infoseek.co.jp/

http://www.e-yh.net/kinkowan/

 

・・・続く・・・