2008/3/16

今週の行ってきました Vol.197
 

(その2)

 

行ってきましたー!

四国九州バイク旅行、3/7から3/14まで8日間。

バイクの総走行距離1500Km

 

さて3日目

 

湯布院カントリーロードユースホステルでは、

みんなが全九州雪合戦大会に出場するとかで朝6時30分の朝食。

近くのスキー場で大会が行われるそうです。

 

私も同じく朝食をいただき、7時過ぎには出発です。

ユースの方に「お世話になりました」と挨拶すると、

「ちょっとまってください」といわれ、なにやらみんな大勢が玄関に・・・

 

やおらギターの演奏とともにスタッフ一同でカントリーロードの歌声が合唱で始まりました。

 

楽しく手を振って、とっても粋なお別れでした。

 

湯布院カントリーロードユースホステルのホームページ

http://www4.ocn.ne.jp/~yufuinyh/ 

 

今日はまず登山。

昨日見た美しい由布岳(1584m)に登ろう。

バイクで10分走って登山口(約750m)へ

日陰には雪があります。

バイクにくくりつけたザックに革ジャンや革ズボンを押し込んで、登山スタイルに変身。

とは言っても、ズボンはパジャマ代わりのスウェット、

上半身はシャツと長袖フリースです。

 

ほかの登山者のフル装備と比べるととっても軽装なハイキングスタイルです。

 

さらに水筒や雨合羽はヘルメットを入れる布袋をリュック代わりに、

食料は愛媛で買ったポンカン一個だけ。

 

荷物が軽いので、走るように登っていけます。

樹林帯では親子の鹿君ともおはようの挨拶

 

登るにつれて雪山になっちゃいました。

上部は岩稜帯で鎖場なんかもあって、雪と氷では結構きびしい部分もあります。

 

1時間半ほどで山頂到着。風が強くて帽子をかぶっていない頭はキンキン冷えます。

 

山頂からは雪の九重連山や大草原地帯が眼下に見えて雄大でした。

少し下って、風の当たらないところでポンカン食べて下山です。

 

下山途中、山口県から登山に来られたおじさんと一緒に話をしながら降りてたら、

小鳥の「イカル」がいました。

 

登山口まで降りて荷物を整理していたら、

横浜から来ていた女性にひなびた雰囲気のいい温泉を教えてもらいました。

なかなかきれいな女性だったなあ・・・

 

さあて今日の天気予報は昼から雨。

合羽を着込んでバイクにまたがります。

いまから阿蘇まで、やまなみハイウェーを走って行きます。

やまなみハイウェーはなかなかの景勝です。延々と草原が続いています。

でも標高の高いところは雪景色。道端も雪が結構あります。

2日前だったら積雪していて通過できなかったよ。

 

 

雨が降ったりやんだり、時折豪雨。

そんななか阿蘇山大観望からは阿蘇のカルデラも一瞬だけですが望めました。

夕方5時ごろ阿蘇ユースホステルに到着。

あったかいお風呂で生き返りました。

 

ここは食事が無いのでコンビニで買ってきたのをモグモグ。

同宿の人たちと話をしたり、お菓子をいただいたり。

ユースの方に道を教えてもらったり。

 

そうそう、同部屋になった人の中には外国の人も、

片言英語で異文化コミュニケーション!

 

ノルウェーの人でした。しきりにホンダのバイクを褒めていました。

ノルウェー語もちょっと教えてもらいましたが、何を聞いてもおんなじに聞こえる。

やっぱり寒い地方の言葉は聞き取りにくいなあ。

 

夜は8時半に寝ちゃいましたけど、耳栓していたおかげで朝までぐっすりでした。

阿蘇ユースホステルのページ

http://www.japan-yh.com/aso/aso.html

 

4日目

 

朝、天気は昨日と打って変わって晴天。清々しい!

 

7時半出発、バイクの調子もOK。

今日は阿蘇のカルデラを南に縦断して熊本、そして鹿児島県まで。

 

宿を出てすぐに草千里の草原地帯、見渡す限り広々の草原です。

 

阿蘇中岳の噴火口からも白煙が出ていました。

まだ標高の高い山中はガスがかかってますが、これも徐々に見通しが利いてきます。

阿蘇の山を降りるとそこは熊本。

熊本空港には結構たくさんの軽飛行機が駐機しています。

滑走路脇でひと時、大好きな飛行機の離着陸に見とれていました。

 

熊本空港から一時間ほど走ると、山あいの村に「日本一の石段」の看板が・・・

 

日本一といわれると行って見なくちゃなあって気になります。

寄り道をして、くねくね道を通ってたどり着くと立派な石碑と階段があります。

 

ちょうど階段を下りてきた人がいたので、話をすると、

上まで3333段、標高差600mだって。いやぁこりゃあ日本一だわ。

四国の金毘羅さまも真っ青。少しばかし話をしていると、

やけに足取りの軽い60過ぎのおじさんが、

一段飛ばしでピョンピョンと石段を降りてきます。

 

なんとそのおじさん、一日で6往復するんだって。すごい!!

おじさんは一番下まで降りると、

再び石段を一段飛ばしでひょいひょいっと上がっていかれました。

私は50段ほどだけ上がって写真を撮ってもらいました。

いちおう日本一の石段を私も上がりましたってことで・・・

 

それから、またバイクにまたがり西へ走って八代へ。

海だ! 八代海!、向こうに天草が見える!

「思えば遠くへきたもんだ」と鼻歌が出ました。

 

そこからは海沿いに南下、やがて鹿児島県の出水市(いづみし)に到着。

ここは鶴の越冬地で有名です。

 

いるいる、鶴が何千羽も、海際の田んぼにいっぱい。

でっかい望遠レンズで写真を撮ってるおじさんに聞いてみると、

もう3割くらいは北の国へ飛んでいったそうです。

目の周りが赤いのがマナヅル、おでこが少しだけ赤いのがナベヅルと教えてもらいました。

 

おじさんは画面いっぱいに鶴が飛んでいる写真が撮りたいんだって。

私も偶然うまく撮れました。

1時間くらいそこで鶴を見てた。

野性の動物がいるってことはやっぱりすばらしいなあ。

そこからさらに南下。

砂浜が延々と30kmくらい続く鹿児島県の西岸の吹上浜に、ちょうど夕暮れ時に到着。

東シナ海に沈む夕日はきれいだった。

 

今日はここの吹上浜ユースホステルに泊まります。

とても親切なペアレントのおじさんでした。

食事、風呂なし、畳の大部屋に布団を敷きます。泊り客は2名。

その方は大阪から来た若いバイク野郎で、夜はおじさんも含めて3人、

バイクの話で盛り上がりました。

 

ちなみにお風呂はバイクで2分の町営の天然温泉。

値段が安い!

町民190円、町外は210円でした。なかなかいい露天風呂でした。

 

吹上浜ユースホステルのページ

http://www.jyh.or.jp/yhguide/kyushu/fukiage/

 

 

    ・・続く・・・