2005/9/2

今週のこんなことありました Vol.60(86)
 
今回は記念すべき第60回目のメールにふさわしい、すばらしい内容をお送りできます。
 
まずは第一に、新潟県中越震災の被災地に打ち上げ花火の大玉5発を贈り、その打ち上げに立ち会ってきました!
 
 8月20日夕方、私は新潟県小千谷市のおぢやまつり花火大会会場である、信濃川河畔にいました。6月初旬から7月初旬にかけて職場で興した募金運動で贈った打ち上げ花火を見届けるためにです。
 
 その日は3時ごろからあいにくの雷雨となり、気をもんだのですが、花火大会の少し前には雨も上がり、なんとか打ち上げは出来そうです。いよいよ花火大会も開始され、まずは、小千谷市での震災の犠牲者13名のために大玉が13発ゆっくりと打ち上げられていきます。観客の市民の皆さんはそれを本当に静かに見て居られました。
 
 つづいて約7000発の花火が大小取り混ぜて、スポンサーごとに打ち上げられていきます。時にはニ尺だま(直径約60センチ)も打ち上げられていき、それは大きく花開きます。しかしながら全体の四分の一も進行しないうちに、またもや雨がざーざーと降り出しました。途中で止めることなどありえないという感じで、大会本部の方々や、花火師さんは粛々と仕事を進めていかれます。(花火師さんは30歳くらいの美女で、私はその横で大会本部の方や市長さんと一緒に花火を見させていただいていました)
 
 やがて花火大会も大詰めとなりラスト2番で、神戸から贈った花火の出番です。
 
「震災を乗り越える元気を、大空に咲く大輪から贈ります。10年前に震災を経験した神戸から。被災地を励ます会より」
 
というメッセージがアナウンスされると、やおら観客から拍手が沸きました。
 
 そして拍手の音に後押しされるようにして5発の一尺玉が次々と打ち上げられ大空に大輪を咲かせてくれました。
 
 一発目は芯に赤色が、二発目は青色が込められ、三、四、五発と徐々に打ち上げ高さが高くなって、五発目は大輪の芯からフラッシュのように光る緑の小花がいくつも出てきて、復興の成功を思い浮かべさせる展開となりました。全部打ちあがった後、胸の奥からジーンとこみ上げるものがあったことは言うまでもありません。
 10年前からの私の心も癒されました。
 
 そして翌日の朝、お礼に伺った先で、地元の女性花火師さんも涙を流されていました。きっと被災に関していろんな思いを込めて作られた花火だったのでしょう。
 
 被災地ではまだまだ復旧も出来ていないところもありますが、新潟には新潟にあったスピードで復興へと踏み出しています。これからも、そっと寄り添うようなそんな感覚でいたいと思います。
 
 一週間以上かけて、やっと編集できたビデオをインターネットで見れるようにしました。花火の様子と今の被災地の様子を15分にまとめています。ほんの1日しか撮影をしていないので、被災地の全てを語ることは出来ませんが観ていただければ幸いです。
このアドレスをクリックして、出てきたファイルをさらにクリックしてください。容量が約15MBと大きいのでADSLか光ファイバー接続であればストレスなく観ることが出来ますが、ISDNやダイアルアップ接続だとかなり時間が掛かるかと思います。
http://briefcase.yahoo.co.jp/bc/yabutti198/vwp2?.tok=bcGCx4VBfHsW4D7D&.dir=/&.dnm=%c3%e6%b1%db%bf%cc%ba%d2%a4%ce%c3%cf%a4%cb%c2%c7%a4%c1%be%e5%a4%b2%b2%d6%b2%d0.wmv&.src=bc
 
 
そして第二は
 その花火大会から一週間後に、今度は被災地の小千谷市から神戸に大勢来てくれました。
 
8/27,28とKOBEボランティア交流祭があり、そのなかで被災地物産展ということで小千谷市から商工観光課、社会福祉協議会、産業会館の方々が来てくれました(ほとんどが震災後の活動で私と顔見知りや友人になった方たち)
 
私も少しばかりですがお手伝いをして、帰られる日には少しばかりの異人館観光ガイドで神戸をご案内。でもみんなとっても忙しい強行軍で、今度は観光にゆっくり来るよといって別れました。2月に神戸空港が開港すれば新潟便が就航するのでそれでおいでよー!
 
とっても忙しいけど充実した夏の終わりでした。